フィルムメーカーのための空撮用クワッドコプターDJIのMavic Proで空撮をするための情報をまとめます。
Here, I will talk about Mavic Pro, by DJI. Mavic Pro is a fold-able small size quadcopter for filmmakers and drone enthusiasts. I will talk about and focus on functions as a flying camera for filmmakers.
●「DJI Mavicで空撮しよう!」もくじ●
Mavic Proとは? What is a DJI Mavic Pro?
手嶌俊輔 Shun
映画監督/株式会社Shunsuke Film代表取締役社長/Photographer/翻訳/絵コンテアーティスト/元LOVE FMニュースエディター/FM77.7TTS番組ディレクター/映像クリエイター/絵本作家
アメリカで映画製作を学び、帰国後も世界各地のアーティストやタレント、モデルと映像制作や映画製作を行っている。スターウォーズが好き。
Mavic ProはDJIイノベーションの空撮用クワッドコプター。
一般には「ドローン」と言われているものです。有名な白い機体の「Phantom」シリーズで培われた技術やノウハウが今までとは比べものにならないほどの小さな折りたたみ式のボディに詰まったフィルムメーカーのための空飛ぶカメラです。小さい機体ということは、撮影地から移動にも便利ですし、4Kのカメラと映像のブレを防ぐ3軸のギンバルが、空にいながら素晴らしい画を提供してくれます。あとは、撮影者のイマジネーションと視点、そして訓練で素晴らしい空撮をするだけです!
Mavic Proで空撮する前に。。Pre-Flight Check & Tips
DJIの製品は箱を開けたら、すぐ飛ばせるほど安全にはできていますが、僕は初代のPhatomを開けて飛ばした瞬間に庭の植木にクラッシュさせた経験があります。あなたはそんなことにならないようにまず、Mavicの特徴と注意点などを知ってから撮影を行いましょう!
DJI Mavicで撮影するために知っておくべきスペックまとめ
(以下スペック等はDJIのオフィシャルから引用。動画制作、映画制作に必要な箇所のみ抜粋。)
センサー 1/2.3"(CMOS) 、
有効ピクセル数:12.35 メガピクセル(総ピクセル数:12.71メガピクセル)
レンズ 78.8° FOV、28mm(35mm 判換算)f/2.2
ディストーション <1.5% 焦点 0.5m~無限遠
ISO レンジ 100~3200(ビデオ)、100~1600(写真)
電子シャッタースピード 8 秒~1/8000 秒
最大静止画サイズ 4000 x 3000
静止画モード シングルモード
連続撮影:3枚、5枚、7枚
オート露出ブラケット(AEB):3枚、5枚(0.7EV ステップ)
インターバル撮影
動画モード C4K: 4096×2160 24p
4K: 3840×2160 24/25/30p
2.7K: 2704×1520 24/25/30p
FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/96p
HD: 1280×720 24/25/30/48/50/60/120
最大ビデオビットレート 60 Mbps
対応ファイル形式 FAT32(32 GB 以下)、exFAT(32GB)
静止画 JPEG, DNG
動画 MP4、MOV(MPEG-4 AVC/H.264)
対応 SD カードタイプ Micro SD™
最大容量:64GB クラス 10 または UHS-1 規格が必要
フライト前チェックリスト
自分が撮影するカメラや飛行に関する必要最低限のスペックを確認したら、自分のiPhoneやその他携帯に「DJI GO」というアプリ(→)をダウンロードしましょう。以下はフライト前にチェックする事項です。
Mavic Proで空撮してみよう!
フライト前のチェックを済ませたら、飛ばしてみます。以下に載せたのは、撮影監督のPhaillip Bloomの"ORCAS"という作品です。そして、その下は僕がMavic Proを開けて、初めてのフライトです。
Mavic Pro最強のカメラ設定!
YouTubeなどのWeb用なのか?プロの現場でも、テレビCM用なのか?映画用なのか?撮影後に色の編集をするのか?スローモーションにするのか?などによって撮影の設定は変わりますね。
Mavic Proドローンは、空飛ぶカメラなので、カメラ設定を自分なりにマニュアル設定して作品のトーンに合わせた設定を選びましょう。
もちろん、プロじゃない方や飛行にまだ慣れていないという方は可能な限りオートの設定でも十分です。
Tom's Tech timeのトムさんが説明するカメラ設定の例の動画を以下に貼ります。
撮影時に便利な予備パーツやグッズ!
ここでは、Mavic Proを飛ばして撮影するのに、便利なグッズなどを紹介します。
DJI MavicやPhantom等のドローンはプラスチックですが、落ちても壊れにくい素材でできているのでちょっとやそっとのことでは、割れたり壊れたりはしませんが、プロペラーはやはり離陸時や着陸時に思わぬ風で地面に接触したり予備が必要なパーツです。撮影先で破損して、せっかく行ったのに予備プロペラがなかったから帰らなきゃ。。という事態に陥らないように用意しておくと良いですね。
DJIの初代のPhantomはバッテリーが実質5分とか10分くらいしか持たなかったので、Mavicの20分から25分のバッテリー持ちというのは素晴らしい進化です。しかし、プロの現場で20分の撮影時間だけで終わるということはなかなかないですね。いろんなカメラ設定や環境の中での光の具合を見て時間帯などを気にして待ったりすることはザラです。予備のバッテリーは本当にあることに越したことはありません。
Mavicのインテリジェントバッテリーは安全に飛行をするために多くの情報を撮影者に与えてくれるし、ドローンが今どのくらいのバッテリー残量があるかなどを計算して警告してくれるので素晴らしい時代になったなと思います。
ランディングギアー(着陸した時に地面に接地する足の部分)の部分がMavic ProではDJI製品と比べて大幅に小さくなっています。そのせいで、着陸する地面によってはカメラや機体の下のセンサーなどに触れてしまうことがあります。(草むらとか、砂浜とか、、)小型化、携帯性を追求した結果でしょうがないのですが、エクストリームで、オフロードなあなたには、足を伸ばす取り付け式のエクステンダーがオススメです。僕はPhantomでは、ランディングギアーにラバーを取り付けたりしてガリガリの地面に着陸しても平気なようにしていましたがMavicはなかなか足が小さいので自作よりも買ったほうが良いかもしれません。以下に良さそうなものを載せておきます。
予備プロペラなど
バッテリー
足エクステンダー
Mavic Proで空撮した映像作品
以下に僕の作ったMavic Proの空撮作品を載せます。↓
"RISE"は友達と朝日を見に行った際に撮影しました。シンプルな1ショット映像ですが、飽きがこないのは素晴らしい自然の美しさとMavicの素晴らしい安定した映像のおかげですね。
"OCEAN"という作品←は沖縄で撮影しました。青い海が印象的な沖縄、そして別録音で録った波の音を楽しんで下さい。
沖縄で撮影した後、また沖縄行きたいと思って今度は離島に行ってみようと橋で渡れる離島の浜比嘉島に滞在しました。人が誰もいない中で鳥の気分になって飛ばすのはとても気持ちが良かったです。
"Mid-Sea Road"は、まさに海の中にある道のような浅瀬の遠海。見たことのない世界が広がっていました。
いかがでしたか?DJI Mavic Proの魅力と使い方のポイントを僕なりにまとめてみました。安全第一、そして楽しむことですね!
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